思春期ニキビの治し方とできる原因

なかなか治らない思春期ニキビも短期間で治す方法を紹介!

思春期ニキビができる原因

思春期ニキビを少しでも早く治すには、まずは思春期ニキビについて知ることが大切です。知っているという方もできる限り一読して下さい。

ニキビができる原因は、思春期ニキビも大人ニキビも毛穴に皮脂が溜る(詰まる)ことが発端となります。違うのは毛穴に皮脂が溜る(詰まる)までの経緯です。毛穴に皮脂が溜る(詰まる)までの経緯は大きく分けて次の2通りがあります。

  1. 皮脂の分泌量が多く、毛穴の外部に皮脂を排出するのが追い付かなくなり常に毛穴内部に皮脂が溜った状態になる
  2. 何らかの原因で毛穴の出口が塞がれ行き場を失った皮脂が毛穴内部に詰まった状態になる

思春期ニキビは1.に該当します。
思春期時期になると、人間は身体を成長させる過程で男女問わず男性ホルモンの量が増加します。この男性ホルモンは、皮脂の分泌を促す役割もあるため男性ホルモン量が増えることにより皮脂の分泌量も過剰に増えてしまいます。その結果、皮脂を毛穴の外へ排出するのが追い付かなくなり毛穴内部に皮脂が常時ある状態になってしまいます。

そして、ニキビの初期段階である白ニキビができるのです。更にその状態が長期間続くと、黒ニキビ、赤ニキビへと進行していきます。

あなたの思春期ニキビは本当に思春期ニキビ?

多くの人が勘違いしているのが、12歳頃から20歳前後の思春期時期にできるニキビは全て思春期ニキビ、大人になってからできるニキビが大人ニキビだと思っていることです。

名称が混乱を招く原因となってしまっているのですが、大人ニキビは必ずしも大人になってからできると限っておらず、思春期時期にもできるのです。もしかすると、あなたが思春期ニキビと思っているニキビは本当は大人ニキビかもしれません。

思春期ニキビと大人ニキビではケア方法が変わってくるため、この認識に誤りがあると当然ニキビはなかなか治ってくれません。

思春期ニキビと大人ニキビの見分け方

思春期ニキビと大人ニキビの見分け方ですが、『思春期ニキビができる原因』の章でも記載した通り、思春期ニキビは男性ホルモン量が増えることにより、それに伴い皮脂の分泌量も増えることが原因となります。

その為、肌表面も皮脂に覆われオイリーな状態になりやすくなります。思春期時期で肌が脂性肌(オイリー肌)の人は思春期ニキビと思ってもらってよいかと思います。

ただ、肌表面がそんなにオイリーではなく乾燥しているという方は、思春期ニキビではなく大人ニキビの可能性があるので注意して下さい。大人ニキビだと思う方は、『大人ニキビを早く治す治し方とできる原因』のページの方を参照して下さい。

思春期ニキビの治し方

ニキビを治す上で重要なポイントは以下の2点。

この2点が非常に重要なのですが思春期ニキビの場合、思春期時期の成長過程で増える男性ホルモン量が影響しているため残念ながら1.の『ニキビができた原因を改善する』という点が自分自身ではどうしようもないのです。頑張ってニキビケアをしてもなかなか治ってくれないのはこのためです。

思春期時期が過ぎて男性ホルモン量が落ち着いてくるとニキビも自然と治ってくるのですが、では、それまで我慢し続けなければならないのか?

決してそんなことはありません。ケア方法を少し見直すだけで、思春期ニキビも早い段階で治すことができます。実際に私の2人の娘も思春期ニキビを治すことができました。

効果的な思春期ニキビのケア方法

私がおすすめする思春期ニキビを治す上で効果的なケア方法

小まめな洗顔で皮脂をしっかりと落とす

これは一般的によく言われている方法と違うので最後までよく読んで下さいね。

こまめな洗顔皮脂には肌を外的刺激から守ったり、保湿の役割などもあり洗い過ぎ、落とし過ぎは良くないというのが一般的な解説です。確かに皮脂にはそういった役割があり、落とし過ぎると逆に肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。

ただ、思春期ニキビの場合はそこまで気にする必要がないというのが私の理論です。思春期ニキビは皮脂が過剰に分泌されている状態なので、しっかりと洗い落としたとしてもすぐに分泌されてきます。

ニキビを治す上で大切な点は前述した通り2点あり、その内の1点『ニキビができた原因を改善する(思春期ニキビの場合、皮脂の過剰分泌)』が自分自身では止めることができないので、その代わりとして洗顔で皮脂をしっかりと落とします。顔がべたついてきたなと思えば、もう、洗っていいタイミングです。結構な短い間隔で来ると思います。もし、外出などで洗顔できるタイミングが無いという方は、あぶら取り紙などを利用してもよいかと思います。

これまで、一般的に言われている方法で試したけど全然、思春期ニキビが治ってくれないという方は是非、実践してみて下さい。

注意点としては、思春期ニキビだと思っていたけど実は大人ニキビだったという場合です。大人ニキビの場合は、基本的には皮脂が過剰に分泌され続けるということはないので、皮脂を落とし過ぎると肌トラブルの元になります。(参照:あなたの思春期ニキビは本当に思春期ニキビ?

おすすめの洗顔石鹸

洗顔石鹸にも色々ありますが、できる限りニキビ専用に作られた洗顔石鹸を使用するのがおすすめです。ニキビ肌に対してテストが実施されているだけではなく、炎症しているニキビの炎症を抑える成分なども含まれている場合が多いです。

私の娘が利用していたのは、『NonA.ノンエー』というニキビ専用の薬用洗顔石鹸です。利用者も多く実績の高い石鹸です。

薬用NonA.ノンエー石鹸 公式サイト

おすすめのあぶらとり紙

私はあぶらとり紙のことはあまりよくわかっていませんが、娘がおすすめと言っているのは『よーじや』のあぶらとり紙とのことです。日本で最も有名なあぶらとり紙のメーカーのようですね。たかが紙と思いきや意外に値段が高く驚きました。

よーじや 公式サイト

思春期ニキビは悪化させないことが大切

思春期ニキビは、できる原因(皮脂の過剰分泌)自体を改善することができないため、どうしても治り難く悪化しやすいニキビです。生活習慣の乱れや食生活の乱れ、ストレス過多など他の要因が複合的に重なってくると簡単に悪化してしまいます。クレーターのニキビ跡など重度のニキビ跡が残るのは大人ニキビではなく大抵の場合が思春期ニキビでニキビを悪化させてしまった場合です。そうなると後々更に苦しめられることになります。

頑張ってニキビケアをしてもなかなか治らず悩ましい時もあるかもしれませんが、諦めず頑張って継続してみて下さい。応援しています。