自分の肌質のニキビの状態

ニキビがなかなか治らないのは、肌質やニキビの状態に合ったニキビケアをしていないためかもしれない!

自分の肌質を把握しなければならない理由

ニキビができる肌は常に皮脂で覆われていて油分が多い状態と思われている人もおられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。ニキビは、思春期ニキビも大人ニキビもどちらも毛穴に皮脂が溜る(詰まる)ことが発端となってできるのですが、そこに至るまでの過程が異なります。その過程には大きく分けて次の2通りがあります。

  1. 皮脂が過剰に分泌されて毛穴に皮脂が溜る
  2. 毛穴の出口が塞がれ毛穴に皮脂が詰まる

『皮脂が過剰に分泌されて毛穴に皮脂が溜る』場合は、分泌される皮脂量が多いため肌表面も油分が多い状態になります。逆に『毛穴の出口が塞がれ毛穴に皮脂が詰まる』の場合は、毛穴の出口が塞がれるため皮脂の分泌量が少なくても毛穴内部に皮脂が溜ります。この場合の肌表面は乾燥していることが多いです。

もし、後者の『毛穴の出口が塞がれ毛穴に皮脂が詰まる』の人が、自分の肌はニキビがあるから油分が多いと勘違いし、頑張って油分を落とすニキビケアに注力した場合どうなるでしょうか?ニキビは一向に治らないし、逆に悪化させてしまう可能性すらあります。

これが自分の肌質を把握しなければならない理由です。

肌質の種類と治し方

ニキビができている肌質は、大きく分けて次の3種類があります。

脂性肌からくるニキビの治し方

脂性肌からくるニキビは、『皮脂が過剰に分泌されて毛穴に皮脂が溜る』ことが主な原因となります。よって、余分な皮脂をできる限り小まめに洗い落とすことが大切です。ただ、皮脂にも重要な役割があり、極端な洗い過ぎは逆に肌トラブルの原因にもなりかねないので注意が必要です。

以下のページにより詳細な治し方を解説しているので宜しければ参考にして下さい。

脂性肌ニキビができる原因と治し方

乾燥肌からくるニキビの治し方

乾燥肌からくるニキビは、『毛穴の出口が塞がれ毛穴に皮脂が詰まる』ことが主な原因となります。乾燥した肌はガサガサで、肌表面から上手く剥がれ落ちず新しい細胞と入れ替わることなくこびりついてしまうことがあります。その結果、毛穴の出口を塞いでしまうのです。皮脂の過剰分泌が原因ではないので、肌表面の皮脂を頑張って落とそうとする必要はありません。大切なのは化粧水や美容液で肌に潤いを与え、その潤いを持続させるために保湿クリームなどを利用して肌の乾燥を防ぐことです。それと並行して、乾燥肌になってしまった原因を特定し、改善することが大切です。

以下のページにより詳細な治し方を解説しているので宜しければ参考にして下さい。

乾燥肌ニキビができる原因と治し方

混合肌からくるニキビの治し方

少し厄介なのが、脂性肌と乾燥肌が部位によって異なる場合です。おでこや鼻筋のいわゆるTゾーンと言われる部分は、皮脂を分泌する皮脂腺が多くあるため脂性肌になりやすい部分です。それに対し、あご周りのUゾーンと言われる部分は皮脂腺が少なく乾燥肌になりやすい部分です。このように部位によって肌質が異なる場合は、それに応じた治し方が必要になってくるのですが毎日のニキビケアを分けて行うのは大変ですよね。

そこで、以下のページに混合肌の人のためのおすすめの治し方を解説しているので宜しければ参考にして下さい。

乾燥肌ニキビができる原因と治し方

ニキビの状態を把握しなければならない理由

ニキビには程度の軽い白ニキビから重度の紫ニキビまで大きく分けて以下の5段階に分類されます。

これらニキビの状態に応じてニキビケアの方法を変えている人は意外に少ないのではないでしょうか?しかし、より効果的に早くニキビを治したいのであれば、ニキビの状態に適した治し方をしていく必要があります。

ニキビの程度と治し方

それぞれのニキビの状態に応じた治し方を以下のページに詳しく記載しているので宜しければ参考にして下さい。

ニキビの程度別・原因と治し方